2009年3月22日日曜日

ミルコのひかり

ミルコのひかり [DVD]
ルカ・カプリオッティ, シモーネ・グッリー, アンドレア・グッソーニ, アレサンドロ・フィオーリ, クリスティアーノ・ボルトーネ
B00196P8UQ

イタリア映画のサウンド・デザイナーのミルコ・メンカッチという人の少年時代を描いた物語らしいです。
視力を失った人間が音の物語の制作に目覚めていくというお話だけど、音の物語とか障害に関するお話だと思うと、なんだこりゃ、と思います。たぶん。
でもくだらないってわけじゃなくて、むしろ、(お話としてはけっこうご都合主義なところもあると思うけど)けっこう素敵な物語だと思うかもしれません。
暗い場面がほとんどないからですね。
たぶん。

障害は障害だと思うので、障害のある子供たちの手に職を付けさせるべく規律を重視する校長は正しいと思うし、なので、市長とか学生スト団体が「個性の自由な発露」を妨げるという理由でこの盲学校を攻撃するみたいなのだけど、そういうご都合主義な物語が続くと白けてきました。
この映画の筋のポイントの一つは、視力を失った少年が、テープレコーダーを手に入れたおかげで、身の回りの音を録音して素晴らしい(音の)物語を紡ぎ出すようになった、というものだと思うのだけど、そうして作られた音の物語を映画の中で再現するときに、映画のBGM(ピアノとかストリングスとか)をかぶせるのは、これいかに!?と思うし。

でも、全盲の子供たちが楽しそうに活動している場面がたくさんあるのが素敵でした。
自分達で音の物語を作ってみようとしている場面とか。
くよくよしてる描写が、あんましなかったんですね。(たぶん二つくらいしかなかったと思う。)
くよくよしてる暇がない子供たちが描かれてたわけですね。

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