2009年3月15日日曜日

椿昇、中華料理

京都国立近代美術館に、椿昇というアーティストの展覧会と、その後の「ラディカル・ダイアローグ」という催し事を見に行きました。メインの目的は、その日の講演会の話し相手で、大学の師匠の美術館館長に会って話をすること、だったので、展覧会はおまけの気分でしたが。
なんつうか、久しぶりにアートを見て、面白かったです。
それが何であれ、そして、コストパフォーマンスがどれほど悪かろうと、世界の見方を少しでも変えるならそのアートは正しい、とか、そういうことを考えてたことを思い出しました。
「ラディカル・ダイアローグ」ってのは、椿昇という人のインタビューするんじゃなく、椿昇という人がインタビューするもので、へーっと思いました。「アーティスト」ってなんだ?と思ったので。どうやら、「問題提起する人」としてのジャーナリストみたいな役割を果たす人だったり、思想を表明する一つのやり方としてアート(と呼ばれるもの)を作る人だったりするみたいだけど、"何でも屋さん"らしいです。
展覧会場に、昔の研究室の後輩で、小説の何かの賞をとった谷崎由依という人がいたり、昔、一ヶ月だけこの美術館でバイトしてた時に知り合った人がまだいたり、神戸大の人がいたりしました。人に会うのは良いことです。
で、中華料理屋に連れてってもらいました。
「共訳」というのは大変面倒くさいものであることを知りました。朝の10時から夕方まで三人がかりで二日で22ページで、全部で220ページって…。
元気でいないと、なんか恥ずかしい気持ちになりますな。恥の感覚は忘れた頃に背筋から入り込んでくるので気をつけないと。そんで、少なくとも本人は面白がれることしないと駄目ですな。世界を揺るがす大きなことはしないとしても、しつこく一つのことにかじりついていかねば。あんまり「効率的」とか考え出すと近視眼的でやってられなくなるな、とか。
とか。
そんなこと思ったり、やっぱり思わなかったり。
ま、京都まで出てって良かったです。中華料理屋は、辛かったけど美味しかったです。
人に答えを求めても仕方ないし、そろそろ2009年度の気分にならないといけないし、そろそろ鬱陶しい気分でいるのは終了。
しゅっとした気分でひょうひょうと生活していかねば。

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