2008年8月28日木曜日

ジャック・フットレル『思考機械の事件簿I』

思考機械の事件簿 1 (1)
宇野 利泰
4488176011
読んだのはかなり前で、梅雨前くらい。僕に「小説」リバイバルが訪れた頃、「軽い読み物」が欲しくて読んだ。作者はタイタニック号の事件で亡くなったくらいの時代の人で、この本も副題に「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」とある。日本で余れた傑作選みたいだけど。
つまりは20世紀初頭の人。「2プラス2は、常に4なのです。」というのが決まり文句の一つで、つまりは、この時期、イギリスでは、「2プラス2は常に4である」と断言してくれる人が人気を博したんだろう。あと4年でタイタニック号の沈没から100年なんだな。

それはそれとして、興味深かったのが「情報漏れ」という短編。
電話交換手をしていた経験のある女性が、タイピストとして働いている職場で、タイプする音の長短と間隔でモールス信号を打って、職場で得た秘密のメッセージを漏らす、という筋立て。
「電話交換手」とか「タイピスト」とか「モールス信号」とか「女性性」とか、そういうことの結びつきが、とっても自明だったことが分かりますね、という話の枕に使えそうな短編。ほんとかな。モールス信号、電話交換手、タイピスト、って、三種類以上の専門技術を身につける、って、よくある話なのかな?
これ、話の枕として面白いかな?

2008年8月27日水曜日

yanokami

夏の終わりに心斎橋クアトロにyanokamiを見に来た。ちゃんとやることに区切りつけたぞ。手直ししたら外に出せるけど、具体的にどこに発表するかは未定の論文。
たくさんいる。そして年齢層がばらけてる。ライブ見に来るのって久しぶりだ。のんびり過ごそう。


たいそう良かった。

2008年8月21日木曜日

レコード、コレクション


The Archive from Sean Dunne on Vimeo.
売り手がつかぬまま地下に眠る「世界最大のレコードコレクション
老人の英語はゆっくりで多少分かりやすい気がします。
それはさておき、音楽はコンピューターで聴くよりVinylで聴く方が数百倍も良いらしいです。もちろん色々突っ込んだり感傷的になったりするけど、レコードどうのこうのの前に、コレクションの量が莫大過ぎるのが問題に決まってると思います。
レコードが300万枚以上って、museumも二の足踏むだろうな。

2008年8月20日水曜日

メモ

Re:creation / スタイロフォン DMR オンラインレコードショップ
古典的電子楽器「スタイロフォン」が復刻 : matsu & take
クラフトワークも使っていたスタイロフォンが復刻 : re:creation - Stylophone:
チープなエレクトロサウンドにほっこりする電子楽器「スタイ�

(cache) せんとくんの着ぐるみ登場 平城遷都祭をアピール
夏の終わりを意識し始めました。
僕は京都府民だけど高の原は奈良で、でも、何もお祭りらしき意識は感じられません。
「夏を終える何か」をしないとなあ、と思いました。
焼肉食べるとか。

でも先々週からけっこう遊んだし、8月中は何もしなくて良いか。

2008年8月18日月曜日

CloseBox and OpenPod > 電子楽器のニューウェーブ、何と呼んだらいいの? : ITmedia

CloseBox and OpenPod > 電子楽器のニューウェーブ、何と呼んだらいいの? : ITmedia
個人的には「ガッキガジェット」ってのに一票。
「ポータブル電子楽器」だとリズムボックスとかシーケンサーとかとの差別化がなくなるし
「ケータイ楽器」とか「携帯シンセ」とか「ケータイシンセ」というのは、かなりの割合で20世紀以降の新しい楽器は「ポータブル」なものだったこととの差別化がしにくいし、「モバイルDTM」というのはよく分からない。(この記事は「モバイルDTM」という名前を使ったイベントがあるよ、というお知らせなので、実はこの「モバイルDTM」という名前が一般化するのかもしれないけど、これはかなり混乱したネーミングだから辞めて欲しい。きっとほとんどの人は、デスクトップじゃないならラップトップとかノートパソコンって言い方があるじゃないか、と思うに違いないぞ。)
5年前ならヤマハ・QYシリーズが念頭にあがったのかもしれないけど、最近登場してきた色々な「楽器のようなもの」たちの特徴の一つは「アナログ・シンセサイザー」をデジタルにシミュレートして使う、ってのかもしれなくて、なら、ちょっと混乱するけど「携帯シンセ」ってのは良い言い方なのかもしれない。

というか、「最近登場してきた色々な楽器のようなものたち」がどれか、と、それらの「美的・機能的・社会的等々の特性」をもうちょっとはっきりさせないと、なんとも考えられんかな。話としても面白くない。


手軽にレトロフューチャーな気分を感じさせるおもちゃ、という定義はどうだろう。どれもちっちゃいけれど、どれも、かつては未来的で高性能な機械でしか実現できなかったことを可能とする楽器なので、その本質は、過去には(高い機材を購入する根性のある人間じゃないと)不可能だった未来な気分を手軽に味わわせてくれるガジェットだ、って定義。
(つまり僕は、この手のガジェットな楽器のようなもの、が、将来的に何か生産的なものに発展していくようには思えないのだ。これが誰にでも使えるおもちゃになるかどうかは分からない。100均に売ってるカズーとかみたいに大衆化するなら、それはそれで「生産的」なものになるとは思うけど、まだ、例えば1000円キーボードみたいなものほどの安ものでもないし。)

DS-10とかSX-150とかは、レトロ・フューチャーをリサイクルして貧乏人に(今更)味わわせてくれるおもちゃなので、現代の日本は二極化してるのにそんなことはないかのように感じさせるおもちゃであると言う意味で権力者が大衆を馳駆するための道具であり、あるいは、昔は良かった昭和は良かった的な感覚に依拠するという意味で極めてAlways的な道具なのだ。
(最後になんかかっこいい言葉で締めようと思ったけど思いつかなかった。)
----------------------------------------
おそらく始まりはKAOSSILATORから。そしてDS-10、SX-150、大きさは微妙だけどTENORI-ON。そして、iPhoneにのっかったさまざまな楽器アプリ。このへんをまとめて表現するコトバってないですかね?

 いま、iPodに類するものは「ポータブルオーディオ」というのが定説になっていますが、楽器についてはバラバラな状態。

・ポータブル電子楽器
・ケータイ楽器
・ガッキガジェット
・携帯シンセ
・ケータイシンセ
・モバイルDTM
(後略)
----------------------------------------

最近面白かったものたち

ちょっと遅いけど、今日、採点を終えた。(まだ間に合う。)
で、もうそんなことはあるまいと思ってたけど、まだ、「学生はレポートが書けるものだ」って前提でレポートを課してたなあ、俺は、いやいや全く駄目なことだ、って気分になってきて、後期はもっと「レポートを書けるようになる方法」を説明していかんとなあ、と思ったけど、「レポートの書き方」を教えることは目的ではないし、僕は、レポートの書き方については、前期もかなり説明してたことを思い出した。
ということで、最近Google Readerに残ってたものをメモしておく。
こういうメモも案外使えたりすることがある、というのは、HPとかブログとかhatenaとかを長年使ってきた経験が教えてくれるところなのである。
自分がそういうことを始めてからまだ10年たってないけど、そろそろ10年たつことに気づいて、少しびっくりした。
---------------------
WFMU's Beware of the Blog: Plan B
コメント欄によると、これは'urban outdoorsman'ではないだろう、ってことらしい。

benli: 「音楽業界を志望する学生が聞き落とすべきでない洋楽100」:なんか分かりやすい問題設定だ。


WFMU's Beware of the Blog: Orera:そんなすげえか?よく分からんぞ。

WFMU's Beware of the Blog: One Day, Three Boadrums
ブルックリンの人もボアドラムを真似したらしい、と書いてあるように読める。たぶんあってるはず。
それより、最後の情報みたいなのが不思議だった。Youtubeのクリップはないらしいのだけど、Youtube clipsは「pull」されたらしい。
ってことは、正規のクリップが見れた、ってことなのか?という英単語に関する疑問。
:"Seriously, if you didn't see the opening ceremonies, you owe it to yourself to check them out. I know you'll like it. To watch a highlight reel, go here and install Microsoft's annoying but gorgeous new video player, Silverlight. (All the Youtube clips have been pulled.)"

ナタリー - 村上ショージも驚愕の要注目ユニットINFLAVA登場:これは要注目だ。しかしユニット名を覚えていられるだろうか。(たぶん無理だろう。)


テルミンで奏でるスーパーマリオのテーマ(動画) : Gizmodo Japan:すげー。すげー。にんげんのえんそうってすごいなー。

「ピアノベル」:宅配便のお兄さんがメロディを奏でてくれる?:「ピアノベル」はコンセプトらしい。なんだ。


電話のピポパ音を楽器にみたてて演奏(動画) : Gizmodo Japan:どんくらい、どんな練習を、どういう気分でしたんだろうなあ、と思った。たしかにすごいと思うよ。でも


顔面大の巨大パッドでサンプラーを演奏する(動画) : Gizmodo Japan:これ、そんなに面白くないな。やっぱサンプラーってのはちっちゃいから面白いのだろうか。でも「見て何をしてるか良く分からないものは面白くない」ってのも確かだし。

みんなのいろいろな予告を音声で聞ける「予告.on」:このサイト、とても面白い。

予告.on - 予告を音声で読み上げる掲示板

脳波に直接影響を与え、さまざまな効果を与える音が聴ける「I DOSE」:ほんとかどうかとか無粋なことはともかく、このサイトもまあ面白い。でも今後再び見て試してみるかと言われると、試さない気がする。自分が二回以上訪れないサイトをすぐに見分けられるようになると仕事ができる人になるのかもしれない。

[N] 「R&B」発案のジェリー・ウェクスラー、死去:僕も同じ感想で、不勉強だけど、「R&B」という用語を「発案した人」というのがいたのか。ほっほー。

2008年8月17日日曜日

『THX-1138』と「若者」

THX-1138 ディレクターズカット 特別版 〈2枚組〉
ジョージ・ルーカス フランシス・フォード・コッポラ
B0002OXVLO
地味で安っぽいSF映画だったので、途中からパンデイロの練習を始めてしまった。
サウンド・デザイナーのWalter Murchを確認するために留学中に買ったものだと思うけど、ウォルター・マーチは、この映画では脚本もしてた。今となっては、このDVDを買った詳細な理由は不明。

しかし、二枚目の映像特典に入ってた「ドキュメンタリー:フィルムメーカーの伝説」というのがけっこう面白かった。
F・コッポラとジョージ・ルーカスの交友とかZoetrope社の思い出話とかそういう陳腐な「ドキュメンタリー」だけど、年寄りとか大企業のお偉方は何にも分かっちゃいなくて「若者」こそが正しいんだ、的なスキームの「ドキュメンタリー」を見ることはもはやほとんどないので、実に古臭いこういうスキームが逆に新鮮で面白いのかもしれない。
もしくは、70年代に生まれて、JPOPが最盛期を迎えてCDが終わる時代を経験したポスト・パンクな自分の世代は、こういう陳腐なスキームを有効なものかもしれないと勘違いして(=薄々馬鹿馬鹿しいと気づきつつ)(=はっきりと違和感を覚えつつ)甘受してしまった世代で、その陳腐さとか違和感はこれからますます明確に発言される(そして、その明確な発言も陳腐化していく)のかもしれなくて、「今の世代」は違うスキームで動いているのかもしれない。もしくは、「若者」とはこういうもの(「学生時代」を終えると「社会」に出て、既存の権力とは違う場所で「新しいもの」を作り出していく)なのかもしれない。(違うと思うけど。少なくとも一般化してはいけない。)
「若者」が流行ってた時代なんだな。(どの時代が、かはともかく。)
たぶん。

Zoetrope社(と『THX-1138』の失敗)の後、コッポラは『ゴッドファーザー』を撮ったし、G・ルーカスは『アメリカン・グラフィティ』を撮ったらしい。映画の世界でも(『イージー・ライダー』と)1968-69年が節目らしい。

2008年8月15日金曜日

パンディーロ

神戸への帰省から帰る時にハムスターをみるために東急ハンズに寄って、ついでに三ノ宮の楽器屋でパンディーロを買った。
ちょうど中古が入荷して持て余してたみたいでラッキーな値段だったに違いない。
帰りの渋滞の車中で妻が遊んでた。面白そうな楽器だ。


これ。このCMは知らなかったけど、近所の楽器屋に行った時にこういう楽器があることを知った。「パンデイロ」でも良いみたい。

2008年8月14日木曜日

泉大津PA

今日は和歌山から神戸へ移動するので、この大阪湾の向こうまで車で走る。
こう見ると遠いな。

2008年8月11日月曜日

2008年度

今年度の仕事の配分を見直すこと、アウトプットを作ること、という課題を明確にしたので、明日から帰省します。来週以降の課題です。
筋と義理は通す、約束は守る。それでなんでもなんとかなるといーのに。

しばらく迅速にメール返信しません。
よろしく。

2008年8月10日日曜日

フランス・カヌー・チーム

石川県のホテル・アローレには、北京オリンピックに出場するフランスのカヌー・チームが宿泊してるらしい。
なんでかな。
今日帰宅します。で、明後日から帰省します。

2008年8月9日土曜日

花火

ぱっと光ってぴかっと消えちまう!

月ウサギの里

ウサギが放し飼いされてる。それだけといえばそれだけだけど、なんともファンタジーな場所。
BGMは、いわゆるクラシックなポップスのヒット曲をクラシック・ギターのナイロン弦で演奏したものだし。ひーるざわーるど、とか、だんしんぐくいーん、とか。

2008年8月8日金曜日

加賀温泉

今年の夏の旅行は加賀で、今年も徹夜明けになったので眠いです。
できるだけ全て忘れて日曜日まで過ごします。

北京オリンピックの開会式が放送されてます。ってことは、生死の境をさまよって記憶が一ヶ月とんだのは四年前になるわけです。覚えやすいですな。。他人はけっこうすぐ忘れるもんだけど、本人は慣れないし忘れないけど、遠ざかってくれるのは有り難いです。
ま、どうせ後数十年ほどたったら、同世代の人間はみんな死ぬのです。それまで色々何か考えたり何かして生きていくのでしょう。

2008年8月7日木曜日

ぐーぐるヴゅー

かりふぉーにあにいた時に住んでたのは、たぶんこのよく見えない家のはず。
グーグル、すげー。
何年ごとに撮り直すのか、撮り直さないのか、そういうこと決めてるんだろうなあ。
やっぱかりふぉーにあだから、Davisみたいな小さな町のストリートヴューさえあるのだな。そだよな。たぶん。
-----------------
僕も当然初めは日本の見てたのだ。
Google マップ ストリートビューのまとめ
PC使わない人ってまだけっこういそうだから、Googleはまだパノプティコンを作り上げてはいないと思う。パノプティコンは、自分が監視されていることに気づいていなければ機能しないものだから。でも、それさえ気づいてもらえれば、パノプティコンとして機能するものを持ってる企業とは、なんなんだろ?
ま、されてる監視の程度は、監視というほどのものじゃなくて大したもんじゃないと言えば大したもんじゃないけど。
グーグルって私企業なんだよなー。
どっぷりはまってて何だけど、こえーなー。
-----------------
明日から二泊三日で旅行してます。メールでは連絡つきません。
来週月曜は家にいるけど、その後、和歌山と神戸に帰省します。メールでは連絡つきません。
よろしくです。

2008年8月6日水曜日

London Bananas

London Bananas
好みの感じのウェブサイト

2008年8月4日月曜日

SK-150

暑い。

大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル (Gakken Mook 別冊大人の科学マガジン)
大人の科学マガジン編集部
4056051836
おもちゃ買いまいました。良いおもちゃです。
アナログシンセはツマミを回して「音作り」とか色々できるのがなかなか良い云々とか言われるかもしれんけど、その場合に作られる音色は、決してありとあらゆる種類の音色をカバーしてるわけでは無くて、あくまでも「シンセみたいな音色」の中でだけ、無限に分解され得る連続的な尺度を用いて音作りできるに過ぎなくて、だから、音作りの基本としてVFOとかアタックとかディケイがどうしたこうしたという知識は語られるけど、まあ、シンセな音色に興味がなかったらすぐ飽きますわな。
でも良いおもちゃです。
何より安い。そして、インターフェースが鍵盤じゃなくてリボンコントローラー。100円ショップにさえ鍵盤キーボードは売ってるけど、リボンコントローラーは見かけたことが無い。で、リボンコントローラーってのは「シンセサイザーはあらゆる音を奏でさせてくれるものだ」という夢にお墨付きを与えてくれるかのようなインターフェースで、ロマンティックなもんです。


こういうのね。







だと思うのに、なんでわざわざ鍵盤とかフレット的なものをつけようとするんだ?それはたぶん「弱点」じゃないぞ。
CloseBox and OpenPod > SX-150最大の弱点を克服してみた : ITmedia オルタナティブ・ブロ


あと他に今日は、いちからエレキギターの練習やり直してみようと思ってブックオフでギター入門の本買って、あと部屋の端に転がったり立てかけられたりしてるギターとベースにしっかりしてもらうためにギタースタンド買ってきました。で、近所の楽器屋に行って、妻が2500円弱のウクレレを衝動買いして、さっきまで崖の上のポニョの歌を練習してました。
エレキギターの練習とウクレレがいつまで続くかは分かりません。


和歌山の友達に、実業家になって僕らを養える程度の仕事を作ってくれ、と頼んでみました。
あんまし実現しそうな気もしないけど、「そのうち」「なんか」いいことあるだろ、としか思わないなら何も起こらないと思うので、是非とも頑張っておいてもらいたいもんだ、と思いました。だから僕には迷惑かけないように起業してくれんかなー。


これ欲しい。
赤塚不二夫トリビュート~四十一才の春だから~
オムニバス
B001AO1536


404 Blog Not Found:好きを貫きたかったら - 書評 - イヤならやめろ!
気分の悪い言葉だけど、ほんとに嫌なら辞めないといけない、と思った。

このままだと、僕は今年は何の成果も残せないかもしれないので、頑張ろうと思った。

ピンポイント天気予報

ninja tools

macromill