貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法
松本 哉
僕は(ギョーカイ的には)若い無職の人なので、頂きました。ありがとうさんです。面白かったっす。なんか言葉遣いにデジャブを感じたけど。
僕は自分のことを「面白いこと」言える人間とは思わないけど、何か話す時は、せめて暗くならずに話すようにしよう、と思いました。
書いてる人は法政大出身で「素人の乱」とやらで有名らしい。法政大には、関西では西部講堂にあたるような自主運営のホールがあったはずで、年齢は一つ上らしい。左翼じゃなくサヨクな世代。
ゲージツにはまってたら珍しいキノコ舞踊団とか野村誠的なものにはまってたのかもね。
いや、もっと下か。つうか、ゲージツ的なものになんかはまらんか。
いつか道を踏み外したら(「道」が何かはともかく)、こういう楽しみ方をしていけたら良いかもな。都会に住まんと難しいけど。デモって、警察に届けるだけでできるのか。
デジャブを感じただけあって思うけど、権威主義というものは身近で私的な人間関係の中にこそ宿るのだ。
サヨク的な運動を行う団体は実は権威主義的な運営がなされるように、「素人の乱」周辺にも、必ず、この本で言うところの「奴隷的な人間」がいると思う。奴隷根性溢れるやつと中心的な存在になるやつが分かれるのは、貧乏とか革命とか反乱やらなんやらかんやらとは関係がなくて、それは「人間関係」の問題(「問題」とは思わないので「人間関係」というものが持つそもそもの「性質」くらいか??)だと思う。
好き勝手に生きる人間が数十人集まるだけなら、何か物事決めるのに(多数決じゃなくて)「全員一致」という議決方法を取ることになったりして、すると会議が24時間くらい続いたりして、すると結局は体力があって24時間会議に参加できる人間の意見が通る、とかになるはずだ。これ、かつての吉田寮会議の実話。というか、これ、奴隷根性云々の話とは関係ないか。
というか、どうでもいいか。僕がここに描かれる類の人間関係に絡むことはもうないだろう。
昔おーやさんが、「高いギターなんか買ったったら良いねん。払いは、"革命払い"で」って言ってたのを思い出した。
2008年7月15日火曜日
松本哉『貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法』
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