CloseBox and OpenPod > 電子楽器のニューウェーブ、何と呼んだらいいの? : ITmedia
個人的には「ガッキガジェット」ってのに一票。
「ポータブル電子楽器」だとリズムボックスとかシーケンサーとかとの差別化がなくなるし
「ケータイ楽器」とか「携帯シンセ」とか「ケータイシンセ」というのは、かなりの割合で20世紀以降の新しい楽器は「ポータブル」なものだったこととの差別化がしにくいし、「モバイルDTM」というのはよく分からない。(この記事は「モバイルDTM」という名前を使ったイベントがあるよ、というお知らせなので、実はこの「モバイルDTM」という名前が一般化するのかもしれないけど、これはかなり混乱したネーミングだから辞めて欲しい。きっとほとんどの人は、デスクトップじゃないならラップトップとかノートパソコンって言い方があるじゃないか、と思うに違いないぞ。)
5年前ならヤマハ・QYシリーズが念頭にあがったのかもしれないけど、最近登場してきた色々な「楽器のようなもの」たちの特徴の一つは「アナログ・シンセサイザー」をデジタルにシミュレートして使う、ってのかもしれなくて、なら、ちょっと混乱するけど「携帯シンセ」ってのは良い言い方なのかもしれない。
というか、「最近登場してきた色々な楽器のようなものたち」がどれか、と、それらの「美的・機能的・社会的等々の特性」をもうちょっとはっきりさせないと、なんとも考えられんかな。話としても面白くない。
手軽にレトロフューチャーな気分を感じさせるおもちゃ、という定義はどうだろう。どれもちっちゃいけれど、どれも、かつては未来的で高性能な機械でしか実現できなかったことを可能とする楽器なので、その本質は、過去には(高い機材を購入する根性のある人間じゃないと)不可能だった未来な気分を手軽に味わわせてくれるガジェットだ、って定義。
(つまり僕は、この手のガジェットな楽器のようなもの、が、将来的に何か生産的なものに発展していくようには思えないのだ。これが誰にでも使えるおもちゃになるかどうかは分からない。100均に売ってるカズーとかみたいに大衆化するなら、それはそれで「生産的」なものになるとは思うけど、まだ、例えば1000円キーボードみたいなものほどの安ものでもないし。)
DS-10とかSX-150とかは、レトロ・フューチャーをリサイクルして貧乏人に(今更)味わわせてくれるおもちゃなので、現代の日本は二極化してるのにそんなことはないかのように感じさせるおもちゃであると言う意味で権力者が大衆を馳駆するための道具であり、あるいは、昔は良かった昭和は良かった的な感覚に依拠するという意味で極めてAlways的な道具なのだ。
(最後になんかかっこいい言葉で締めようと思ったけど思いつかなかった。)
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おそらく始まりはKAOSSILATORから。そしてDS-10、SX-150、大きさは微妙だけどTENORI-ON。そして、iPhoneにのっかったさまざまな楽器アプリ。このへんをまとめて表現するコトバってないですかね?
いま、iPodに類するものは「ポータブルオーディオ」というのが定説になっていますが、楽器についてはバラバラな状態。
・ポータブル電子楽器
・ケータイ楽器
・ガッキガジェット
・携帯シンセ
・ケータイシンセ
・モバイルDTM
(後略)
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2008年8月18日月曜日
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2 コメント:
ご無沙汰です先生。ひょんなことで迷い込んで、遡って読ませていただきました。
呼び名にかんしては、PTM(palm-top music)が人気あるみたいですよ。やはりコンピュータの形態名にあわせてデスクトップ>ラップトップ>パームトップと順調に流れていくんじゃなかろかと思っております。
おお、お久しぶり。これが、誰が読んでるか分からない僕のメモが書き溜められていくブログです。もう「先生」はいいよ。
パームトップ・ミュージックか。
「おもちゃ感覚」が分かりにくい気がするけど、そうなのか。
決して「デスクトップ→ラップトップ→パームトップ」という流れではないと思うのだが。
iPhone的なコーキノーなものが主流になるのかな。
おもちゃと思うには、僕には高いけどな。
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