2008年11月3日月曜日

Professor Mayer's topophone: 1880.

Acoustic Radar.: "This image has been reproduced many times in the past, but as it is the earliest audio-location device I have found so far, so here it is. It was devised to assist navigation in fog. I have no information on its success or otherwise."

Acoustic detection and locationのための機器(音響探知機とか?)は、古くても1880年までしか遡れないらしい。(ほんとか?)
SterneのAudible Pastでの議論と付き合わせたくなるトピック。

音を「効果」として理解するからこそ音響探知というテクノロジーは成立するけど、Sterneの議論においてはMedia Fisrt, Technology Laterだから、音響探知機というテクノロジーを準備した文脈は19世紀前半までには成立していたのだ云々というお話になるのだろう。
Sterneの話は、だいたい「あるテクノロジーが出現するまでにそのテクノロジーを可能とするコンテクストは既に準備されていた」という話になるし。その「コンテクスト」として、聴取の技法とか聴覚の変化とかについてそれなりに具体的に語ってくれるから面白いのだろうけど。あんな長い本にしなくて良い気もするけど。


日本の戦争のチューバ - ワニ:この金子くんのページ見て、Wikipedia見て、そんでリンクを辿って見つけたページ。この人のウェブサイトの構成、分かりにくくて、この人が誰か分からない。なんだ、これ。

3 コメント:

匿名 さんのコメント...

こちらでははじめまして、ご無沙汰しております。
トポフォンについて、すでにご覧かもしれませんが下記の記事を紹介しておきます。
http://tinyurl.com/6xgbaz
デバイスとしての面白ポイントのひとつは、受音部からの2本の管がいちど1本になっている点にあると思います。いわゆるステレオとかバイノーラルではなくて、位相差と振幅との関係で音源方向を探知する仕組みですね、あくまで設計上、ですが。S. S. StevensのSound and Hearingという本では、たしか「実用にはほど遠かった」みたいなことが書かれていたと思います。

匿名 さんのコメント...

紹介ありがとうございます! こういう装置を見るといつも、「近くで音が鳴ったらうるさいだろうな」と思ってしまいます。

中川克志(NAKAGAWA Katsushi) さんのコメント...

fukutaka1972さん、ありがとうさんです。
紹介してもらったもの、全然知りませんでした。
というか、トポフォンとやらも全然知らなかったです。画像のインパクトだけで、面白そうと思っただけで特に調べようともしていないので。

そういや、これ、確かに、左右の音が、一度1本の管を通ってるんですね。
いわゆる「ステレオ」じゃないわけですね。
興味深いけど、どこからなら自分でもとっかかれるだろうか、と考えてるところです。また色々教えてください。

ということで、tomotarokanekoくん、別に「紹介」するつもりとかはあんましないっすよ。
というか、このブログはすごく内輪なものだし、毎日10-30人くらいしか見てないし、「紹介」の機能はあんまし果たしていないと思う。
元のポストの画像見て、変なキカイだなー、と思って面白かったのです。

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