2008年2月6日水曜日

The Marvellous Aphorisms of Gavin Bryars: The Early Years

以下のようなことを考えました。
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The Marvellous Aphorisms of Gavin Bryars: The Early Years
Gavin Bryars John E. Davis Seth Josel
B000LP4OG0

「なまめかしい」とか「メロディアスな」とかいう形容詞は全く当てはまらないので、そういうのが好きなブライヤーズ好きには、全くはまらないと思う。
そういう心地よい音楽を作り始める前のハードコアな時代のブライヤーズに関心がないと聞いてられんと思う。
と思ったら、《タイタニック号の沈没 The Sinking of the Titanic》は1969年だったし、《イエスの血は決して私を見捨てたことはない Jesus' Blood Never Failed Me Yet》は1971年だった。
UKの1969-71って、フルクサス(あるいはケージ、あるいいはコーネリアス・カーデュー)以後、ブライアン・イーノ以前、という捉え方で良いのかな?
ブライヤーズが美術学校で教師やって、ポーツマス・シンフォニアを作った頃らしい。で、マイケル・ナイマンとは出会っていなかったらしい。
何か(ナイマン『実験音楽』とか)に回収される(それが悪いとは思わないけど)直前の"実験的精神"のドキュメントとして面白い。
こういうマイナーなことにもきちんと眼を向けていけるようにしておかねば。それがメジャーなもの/真実のものであるかのように勘違いしたら気持ち悪くなり始めるけど。

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