2008年2月7日木曜日

Earle Brown: Chamber Works (DVD)

以下のようなことを考えました。
----------------------------
Earle Brown: Chamber Works
Earle Brown
B000NDFHTS

Octet I (1953) (Project for magnetic tapeのE.Brownバージョン)以外は演奏風景が収録されている(けど、E.Brownの作品の演奏風景は、ぱっと見て奇妙なものだったりおかしく感じたりするものではない)。

sound composerとnote composerの区別について語っていたらしい。この区別は分かりやすいかも。
インタビュー(Earle Brown夫人と、Earle Brownに縁の深い演奏家の会話)ではアレクサンダー・カルダーとの関連(Calder aesthetic)についてばっか語られていて、ケージとの関係についてはほとんど語られず。なんでかな。
ケージ経由でしか知らない身としては、これは歴史の捏造もしくは「構築」に見えてしまうけど、実際にケージとはそんなに関係はなかったのかもしれない。emotionについて生き生きと語るゲンダイオンガク(家の妻)というのも大事だろう、とか、その程度の関心で聞き流してしまった。確かに「Earle Brownの全体像」というのはあんまし知られていないはずなので、僕が知らなくても不思議ではないはずだ(たぶん)。
だからといって「ベートーヴェン」とか「バッハ」のように、ゲンダイオンガクの作曲家たちも名曲全集や作曲家の伝記に回収されていく構図というのはおかしい気がする。
(そういう仕事がもらえたらするけど、あくまでも「紹介」に留まるもので無ければいけないと思う。)

今はこういう「ゲンダイオンガク」のディティル整理とか交通整理をしていくつもりはあんまりなくて、「ゲンダイオンガク」という表象の変遷とかに興味があるので、そういう人間としては、このインタビューが行われていた「部屋の様子」が気になる。
これ、どこだ?
バックにデュシャンの泉の写真がある、本がたくさんある、あーてぃすてぃっくな木造のお部屋。

0 コメント:

ピンポイント天気予報

ninja tools

macromill